給水・給湯配管工事上の注意事項
1.給水は必ず上水道に接続してください。
2.湯水を逆に配管しないでください。水を出そうとしても、湯が出てやけどをするこ
とがあります。
3.給湯に蒸気を使用しないでください。器具が破損して、やけど、漏水のおそれ
があります。
水栓/暖房機器の設置条件
● 設置される条件により、水栓の性能が発揮できなくなり、ご希望の吐水量や温
度が得られないことがあります。水栓の性能を発揮させるため、下記の条件を
設定してください。
1.最低水圧 0.07MPa(0.76㎏f/㎠) ビルトインタッチ水栓=0.1MPa(1.06㎏f/㎠)
おそうじ浴槽=0.15MPa(1.5㎏f/㎠)
2.最高水圧 0.59MPa(6㎏f/㎠)
*1、給水圧力は、必ず給湯圧力より高くするか、同圧になるようにしてください。
*2、給水圧力が0.29MPa(3㎏f/㎠)以上になる場合は、流量調節止水弁で
調節してください。
給水圧力が0.59MPa(6㎏f/㎠)を超える場合は、市販の減圧弁等を使用
し、0.20MPa(2㎏f/㎠)から0.29MPa(3㎏f/㎠)程度に減圧してください。
3.給湯温度…サーモスタット水栓をご使用の場合、給湯器の温度は使用する
温度より10℃以上高く設定してください。
4.配管経路…給湯器からはできる限り最短距離で配管し、保温材を巻いてください。
※なお、水圧条件などにより、水栓の設定温度と実際の吐水温度にずれが生じ
ることがありますが、調整により修正できます。水栓の取扱説明書に従って調
整してください。調整をご用命の際は、お買い求めの販売店までご相談ください。
※太陽熱温水器はお使いになれません。
※薪焚きボイラーとの接続、自然循環口の取り付けはできません。
● 商品および付属する器具や部品の据付けは、専門の工事が必要です。ご購入先ま
たは専門業者にご相談ください。工事に不備があると、火災や落下、感電、水もれな
どの原因になることがあります。電気工事は、関連する法令・法規にしたがって、必ず
「電気工事士」が行ってください。アースを必要とする電気機器は、必ずアース工事
を行ってください。誤った工事を行うと故障や漏電の際に感電するおそれがあります。
● 設備工事による排水横管の勾配は1/50以上としてください。
● 2階設置など排水管内に負圧が生じやすい場合は設備工事にて通気管を設
けるなど通気の確保を行ってください。
● 換気扇のダクトは、屋外に向かって下り勾配をつけてください。
● 追焚孔は指定位置以外にあけると水漏れしますので、孔加工の際はご注意ください。
● 追焚孔加工は、ホールソーを使用し、浴槽内面と外面の両側からあけてください。
● 循環金具が給湯器メーカーで指定されている場合は指定品を使用してください。
● バスルームを設置するところには、重量に合わせ十分な耐力を持たせてください。
● 新築時、配管内のゴミがサーモ水栓をつまらせる場合があります。
まず、浴槽水栓から水を出してお使いください。
● 排水トラップが付いていますので、排水管接続以降にトラップを設けないでくだ
さい。現場の排水経路・状況によっては、バスルームに設けたトラップの排水
音が多少大きくなったり、排水時間が長くなります。
バスタブ
● 温泉水・イオウ系入浴剤・塩素系洗浄剤・水質基準を満たさない水道水は、
浴槽および関連機器を傷める原因になりますのでご使用できません。
● ハンドグリップの後付けおよび取り付け位置の移動はできません。
● 浴槽内で洗髪したり、犬猫など小動物を洗うと排水がつまる場合があります。
浴槽内では小動物は洗わないでください。
● 24時間風呂には対応しておりません。
バスエプロン/カウンター● 色味はバスタブの色と若干異なります。
浴室テレビ
● 地上デジタル・BS・110度CSデジタルの3波が受信できます。
● ケーブルテレビを受信するには、ケーブルテレビ運営会社との契約が必要です。
各ケーブルテレビ運営会社へお問合せください。
● ケーブルテレビの受信には、専用の受信機が必要な場合があります。詳しくは
各ケーブルテレビ運営会社へお問合せください。
● 浴室内の取付位置はシリーズやミラーの違いにより異なります。
浴室音響システム(サウンドシャワーe) ● 音や振動が隣室等に伝わる場合がありますので、設置場所にはご注意ください。
おそうじ浴槽
● おそうじ浴槽が正常に動作するためには、システムバス入口で最低作動水圧
0.15MPa(1.5㎏f/㎠)が必要です。エコキュートなどの貯湯式給湯器の場合は
パワフル高圧タイプをご使用ください。
● 給湯温度32℃~45℃の設定ができる給湯器との接続が必要です。
● うるおいミストと併用する場合には、給湯温度を切り替えてご使用ください。
● 給湯器と連動させて動かすためには、おそうじ浴槽対応のノーリツ給湯器が必要です。
● 自動排水栓の作動には電源の供給が必要です。
うるおいミスト
● ガス・石油給湯機器との組合せの場合
1.給湯温度を60℃に設定できる機器をご使用ください。
2.20号以上の機器をご使用ください。
● エコキュート・電気温水器との組合せの場合
1.沸き増し機能付きの機器のご使用をおすすめします。
2.湯はりやシャワーで使用する湯量に加え、使用する湯量を見込んで、適切
なタンク容量の機器をお選びください。
1回の運転15分間で60℃のお湯を最大約75リットルを使用します。
● 水質全硬度(炭酸カルシウム等)が100ppm以上の地域でのご使用の場合、
ノズルの目づまりにより温まりにくくなる場合があります。
水栓/シャワー
● 水圧が高い地域では、ウォーターハンマーが発生しやすくなります。
● 凍結のおそれが高い地域では、寒冷地仕様水栓をおすすめします。
● 高圧力型電気温水器で2階へ給湯する場合、シャワーの流量が1階より少なく
なる可能性があります。
● 手元スイッチシャワーは減圧して取り付けますので、シャワーの勢いが弱くなります。
● シャワーフックの取付高さは、成人の大人が立ちすわり時に手が届く位置を想
定した高さになっています。
カミトリ名人+(プラス)
● 抗菌アタッチメントは、汚れの発生を抑えるもので汚れを除去するものではあり
ません。汚れ具合によりお手入れが必要です。
● 抗菌アタッチメントはご使用開始より1年以上経過すると徐々に抗菌イオンの
発生数が減少していきます。抗菌効果維持のため、定期的な交換が必要です。
フロア/ドア
● フロアの滑り止めパターンなどに水滴が残ることがあります。
● 換気扇を使用しても、梅雨時や湿気の多い日、また寒い冬の日などは、床面や
浴槽の底面に付いた水滴が取れないことがあります。
● 下記のような場合、残水することがあります。
・浴槽に残り湯がある場合や換気が不十分な場合
・梅雨時、降雪時など、外気の湿度が高い場合
・風呂イスなど、フロアと接触している部分
・石けんカスやリンス、クレンジング剤、アカなど付着が激しい場合
● 標準の入口ドア以外の場所に、出入口部を設定できません。
● 片引戸のレールのお手入れ上、機器、家具等は、戸袋端から15㎝以上離して
設置してください。
窓関連/ブラインド・ロールカーテン取付について
● 断熱構造ではありません。浴室内温度や外気温、湿度などの条件によっては
結露する場合があります。
● 窓枠につっぱり棒タイプのブラインド、ロールカーテン、棚等はご使用いただけま
せん。窓枠が変形・破損し、水漏れの原因となったりケガをするおそれがあります。
● 窓枠にネジ固定タイプのブラインド、ロールカーテンを取り付ける場合は、取付設置時
に補強が必要となりますので、ご注文時にお買い求めの販売店までご相談ください。
● カウンター側に大窓を付けるとランドリーパイプ、シャワーフックは付けられない
場合があります。
● 取付できる窓数は1ヶ所までとなります。
内装部品
● 介護機器の取り付けはできません。
● 鏡は浴室ご使用時、浴室の湿気でくもります。
みなもライト
● 浴室内の採光環境や壁色によりゆらぎの見え方が異なります。
オプション品の後付けについて
● ジェットバスやうるおいミスト、サウンドシャワーe、換気暖房乾燥機などの機能や
バスタブの断熱材などは後付けできません。また後付け握りバーは本カタログ
掲載の機種以外には取り付けできません。
※本カタログ商品は家庭での使用を基準としたものです。業務用での使用は
避けてください。
バスタブ
● 追焚き口や給湯の吐出口からの湯によるやけどには、十分ご注意ください。
● 水道水の水質によって、お手入れが不十分だと、バスタブに青や茶色の汚れ
が付着することがあります。
● バスタブには滑り止めパターンが付いていますが、すべりやすいので立ち上が
る際や移動の際は十分注意してください。
● ポップアップ排水栓は、水道水中のカルシウム分やよごれ等の付着により、摩
擦抵抗が増え作動し難くなる場合があります。
● 塩素系のパイプ洗浄剤・風呂水清浄剤は、ポップアップ排水栓を傷めるおそれ
があります。使用しないでください。
● もらい錆は、時間がたつと落としにくくなりますので、早めに除去してください。
● 入浴剤の種類により浴槽や部品を傷めるおそれがあるため注意が必要です。
次のものは使用しないでください。
● 酸性、アルカリ性、硫黄系(湯の花)の入浴剤
● バスソルト、アロマオイル
浴槽や配管の損傷、金属部品の変色のおそれがあります。
● 白濁タイプの入浴剤
循環口フィルターの目詰まりや、追いだきの機能が停止するおそれがあります。
● 木酢液、竹酢液
浴槽の変色、サビのおそれがあります。
● 流動パラフィン入りの入浴剤や風呂清浄剤(※ジクロロイソシアヌル酸を含
むもの)
部材の割れや変形・変色などの原因になります。
風呂フタ
● 風呂フタで風呂の湯をかきまぜないでください。
● 風呂フタの上に乗ったり腰かけたりしないでください。
● フタを別に購入される場合は、使用する浴槽のふちに充分かかる大きさのものをお選び
ください。フタがずれ落ちて、おぼれたり、ヤケドやケガをする原因になることがあります。
ジェットバス
● 次の方は使用しないでください。
妊産婦、心臓疾患のある方、泥酔者(入浴そのものも危険です)、要介護者
● 高血圧の方は医師とご相談の上ご使用ください。
● 運転中にお湯に潜ることは絶対におやめください。
● お子様だけでのご使用は絶対におやめください。
● ご使用の際は、吸込口をふさがないでください。
● 吸込口カバーが外れていたり、破損したままでのご使用はおやめください。
● イオン成分、塩分、白濁成分、オイル成分(アロマオイル、エッセンシャルオイル、
ミネラルオイルなど)を含む入浴剤はご使用になれません。
● ダブルバブルバスのマイクロバブル運転時、皮脂分や汚れがお湯の表面に浮
き上がることがあります。
● ダブルバブルバスの場合、使用可能な入浴剤(発泡剤入りを含む)でも、ご使
用によりマイクロバブルの発生が少なくなります。
・マイクロバブル入浴をお楽しみになる際は、お湯の温度を38℃~43℃に設定してく
ださい。冷たい水や熱すぎるお湯の場合は、マイクロバブルが発生しにくくなります。
・水質硬度(炭酸カルシウム等)が30ppm以下、あるいは120ppm以上の場合、
マイクロバブルが発生しにくくなります。
・1回のマイクロバブル運転で、最大4リットルのお湯が排出されます。
・マイクロバブル運転の終了後、約1分間は次のマイクロバブル運転の操作を
行えなくなります。
・ジェット運転とマイクロバブル運転は同時に使用できません。
・オイル成分の入った入浴剤、アロマオイル、エッセンシャルオイル、ミネラル
オイルなどは機器が故障することがあります。
水栓/シャワー
● 温調ハンドルで湯温を調節し、吐水口やシャワーヘッドから出るお湯が適温か
どうか確かめてからご使用ください。
● 水栓の上に乗ったり足をかけたりしないでください。
● サーモスタット水栓をご使用の場合、給湯器の温度は使用する温度より10℃
以上高く設定してください。
● ご使用方法等については、水栓本体の取扱説明書をご覧ください。
照明関連
● LED照明には電球交換できないものがあります。その場合は器具ごと交換が
必要です。
● 指定以外の電球の種類は使用できません。
● 調光器はみなもライトまたは調色ダウンライトとの組み合わせに限られます。
その他の照明は調光はできません。
フロア
● フロアが傷つくおそれがありますので、風呂イスはゴムの付いたものをご使用ください。
● 毛染めが付着すると取れませんので、注意してください。
● 濡れたフロアは滑りやすくなっていますので、十分ご注意ください。
換気扇関連
● 入浴後、バスタブにお湯が残っている場合は、湿気が出ないようにフタをして
換気してください。
● 換気をよくすることで天井や壁面が乾き、カビの発生を防ぐことにつながります。
● ダクトの勾配によって浴室内に水滴が落下することがあります。ダクト設備業
者様にご相談ください。
● 冬場および湯気の量などにより、グリルから水滴が落ちることがありますが、異
常ではありません。
● 入浴時に換気扇を使用すると結露した水滴が落ちることがあります。換気扇は
入浴中は止めて、入浴後にご使用ください。
換気暖房乾燥機
● 断熱の有無、窓の種類や大きさにより浴室内の温度上昇に影響があります。
●ドラム式乾燥機などに比べ、ハンガーなどによる吊るし干しでは、同じ乾燥度(重さ)でも
生地の厚い部分や袖の付け根などに水分が集中し、湿った感じが残ることがあります。
ドア/天井
●ドア枠と扉の隙間やガラリに洗面器などで水をかけたり、シャワーで水をかけ続
けないでください。水が浴室外へ漏れることがあります。
特に、引戸の場合はレールが水平なため水がたまる場合がありますが、異常
ではありません。月に一回程度、レールを外してお手入れをしてください。
●ドアの開閉を急激に行うと、ドアに負担がかかり、耐久性が低下したり天井点
検口が浮くことがあります。
● 天井メジ・ドア下カバー材は空気環境(大気汚染)により変色することがあります。
● 浴室内の温度変化によって樹脂の伸縮による擦れが起こり、音が発生するこ
とがあります。
● 折戸、開戸、間仕切り付きドアには、非常脱着レバーが付いています。
● パッキンを中性洗剤で洗った際は速やかに水で流してください。パッキンが硬
くなったり、切れやすくなり、水もれの原因になります。
● うつくしドアは特殊な組立て構造のため、面材の交換ができません。ドアごとの
交換が必要です。
鏡関連
● 鏡は湯気によりくもります。
● 汚れが付いた場合には、浴室用洗剤(中性)を付けたやわらかいスポンジで
洗ってください。そのままにしておくとこびり付いて取れなくなります。
● 鏡は水道水や洗剤などの影響で裏側の銀色部分が黒くなる場合があります。
● うつくしミラーは正しくお手入れしないと、表面の汚れにより、くもり止め効果が
なくなることがあります。お手入れ方法については、商品に同梱の「取扱説明
書」をご覧ください。
● うつくしミラーの表面には、防曇・防汚性能をもつ
特殊フィルムが貼られています。
● うつくしミラーの上下にはフィルムの切れ目がありますが、
はがさないでください。
窓枠
● 窓枠に重い物を置かないでください。破損や水漏れなどのおそれがあります。
● 窓枠に寄りかかったり、乗ったりしないでください。破損や水漏れ、けがなどの
おそれがあります。
ステンレス部品(ランドリーパイプなど)
● 長期間使用しないと、蒸発により排水口のトラップの封水が切れ、浄化槽から
の塩素ガス等によってステンレス部品が錆びる場合があります。
● 塩素系ヌメリ取り剤の塩素ガスや、塩素系洗剤の付着、水道水中の塩素成
分により錆びる場合があります。
浴室全体について
● パッキン等の消耗品は磨耗や劣化により不具合が生じた場合、部品の交換が
必要となります。
長く快適にご使用いただくために、定期的な点検や部品交換をおすすめして
おります。(訪問・点検・部品交換は有償となります)
● カビを生じにくくするにはお手入れが大切です。
お手入れ方法については、商品に同梱の「取扱説明書」をご覧ください。
● エプロン内部にカビが生えることがありますが、けがをする可能性もあるため、
お客様ご自身でのお手入れはおやめください。エプロン内部の清掃は、業者に
よる作業となり、料金が掛かります。
フィルムの
切れ目
給水・給湯管、および追焚管の事前配管立ち上げをしておく必要があります。
現場状況等により取付設置時までに事前配管が未設な場合は、オプション
の外部配管セットを選定してください。
● 昭和61年5月31日付建設省住指発第116号(平成3年4月改訂版通達)の
『ガラスを用いた開口部の安全設計指針』により、浴室床面から60㎝以下
の高さに下辺があるガラスの設置には十分な安全への配慮が必要とされ、
洗い場から屋外へ出るため等の大型ガラスを有した開口部の設置について
は使用者の安全の確保と品質の保証が出来ないため、設置不可とさせて
いただいております旨、ご理解をお願いします。
浴室洗い場への大型ガラス戸の設置について
● 浴室があたたまる際の部材の伸縮により、音鳴りがすることがありますが、異常
ではありません。
● 入浴剤、化粧品、洗剤などの薬剤は、製品に記載の使用上の注意をよく読ん
で正しく使用し、浴室内に付着したときは速やかに十分な水で洗い流してくださ
い。サビ・変形・変色の原因になります。
● 商品ご購入の時には、製品本体の取扱説明書および付属する器具・部品や
設備機器の取扱説明書を必ず受取り、ご使用の前によくお読みの上、正しく
お使いください。
お客様へのお願い
ご購入前に確認いただきたいこと
使用上・安全上に関するご注意
関連工事へのご注意
設置条件について
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